屋根点検のタイミングはいつ?劣化サインの見分け方と注意点

屋根点検は「築10年前後」「台風・大雪・雹(ひょう)などの災害直後」「雨漏りの兆候が出たとき」の3つのタイミングで行うのが基本です。普段は見えない場所だからこそ、劣化が進んでから気づくケースが多く、点検のタイミングを逃すと修繕費用がかさんだり、火災保険の申請ができる被害を見逃したりすることがあります。

屋根点検をすべきタイミング

築年数による目安

屋根材の種類にもよりますが、スレート屋根や金属屋根は10年前後から塗膜の劣化やサビ、棟板金の浮きが出やすくなります。瓦屋根は瓦自体の耐用年数は長いものの、漆喰や下地の劣化が同じ時期から進むことがあります。新築やカバー工法・葺き替え後であっても、経年とともに状態は変化するため、10年を一つの節目として点検を検討するとよいでしょう。

自然災害の直後

台風、強風、大雪、雹(ひょう)などの後は、見た目に異常がなくても屋根材のズレや棟板金の浮きが発生していることがあります。特に風災・雪災・雹災は火災保険の補償対象になる可能性があるため、被害が疑われる場合は時間が経つ前に点検しておくことが重要です。時間が経過すると「経年劣化によるものか、災害によるものか」の判断が難しくなり、保険申請の際に不利になることがあります。

雨漏りや内装の異変が出たとき

天井のシミ、クロスの浮き、小屋裏のカビ臭いにおいなど、室内に症状が出ている場合は、屋根からの雨漏りがかなり進行している可能性があります。この段階では屋根だけでなく下地や野地板まで被害が及んでいることもあるため、早めの点検が必要です。

自分で確認できる劣化サイン

瓦のズレや棟板金の浮き、コケの発生など屋根の劣化サインを地上から確認している様子

地上や室内から確認できる範囲で、次のようなサインがないかチェックしてみてください。

  • 瓦やスレートのズレ・割れ・欠け
  • 棟板金(屋根の頂上部分の金属板)の浮き、釘の抜け、錆び
  • 雨樋のたわみ、変形、詰まり
  • 屋根の色あせ、コケ・藻の発生
  • 天井や壁紙のシミ、変色
  • ベランダや軒天の変色・剥がれ

棟板金の浮きや剥がれは台風などの風を受けて進行しやすく、放置すると雨水の侵入経路になることがあります。症状の進み方については棟板金の浮き・剥がれを放置するとどうなる?火災保険の可能性でも詳しく解説しています。

ただし、屋根の上に直接上がっての確認は転落の危険があるため推奨されません。双眼鏡での遠目の確認や、ドローン・高所カメラを使った専門業者による点検が安全です。

点検が必要かどうか判断に迷うケース

  • 台風や大雨の後、屋根の様子が気になるが見た目では分からない
  • 雨音が以前より大きく聞こえるようになった
  • 近隣で屋根の被害が出ているのを見た
  • 築10年を超えたが一度も点検したことがない

こうしたケースでは、劣化によるものか自然災害によるものかの判断がつきにくく、自己判断で「大丈夫」と放置してしまうことが一番のリスクになります。瓦の飛散・めくれについては台風で屋根瓦が飛んだ・めくれた時の対処法|火災保険は使える?も参考にしてください。

点検で見つかった劣化と火災保険の関係

屋根の点検で見つかった損傷が、台風・強風・雹・雪といった自然災害が原因と認められる場合、火災保険の風災・雹災・雪災補償の対象になる可能性があります。一方で、経年劣化やコケ・藻による自然な色あせなどは、補償の対象外と判断されることが一般的です。

実際の認定事例として、春一番による強風で屋根材が剥がれ・割れた被害が風災として認定され、修理費用として67万円が認定されたケース(東京海上)があります。この事例では、その後屋根の重ね葺き工事が実施されています。もちろん認定の可否や金額は被害状況や契約内容によって異なり、同様の被害が必ず同じように認定されるとは限りません。

台風被害から保険申請、修理完了までの実際の流れについては台風による屋根被害の事例|調査から火災保険申請・修理完了までの流れで紹介しています。

点検から修理・申請までの流れ

専門業者が屋根の被害箇所を写真撮影し保険申請用の記録を作成している様子
  1. 現地での屋根・雨樋・雨漏りの状態確認
  2. 被害箇所の写真撮影と記録
  3. 自然災害による被害か経年劣化かの確認
  4. 火災保険の対象になりうる場合は申請に必要な資料・見積書の作成
  5. 修理が必要な場合は工事内容・工法のご提案

NJSCでは保険金の認定そのものを行うことはできません。あくまで現地確認・写真撮影・被害状況の資料作成・見積作成までのサポートであり、最終的な認定は保険会社の審査によって決まります。申請に必要な書類については火災保険の請求に必要な書類一覧と準備のコツを解説も参考になります。

修理方法を検討する際は、部分補修で済むのか、カバー工法や葺き替えが必要なのかによって費用も変わってきます。工法ごとの違いは屋根の葺き替えとカバー工法を比較|費用・耐用年数・火災保険の活用法で比較しています。

よくある質問

Q. 屋根点検は無料で頼めますか?

A. 業者によって異なりますが、NJSCでは現地調査を無料で行っています。点検のみで契約を強要することはありません。

Q. 点検してもらうと必ず工事を勧められますか?

A. 点検の結果、修理が不要と判断される場合もあります。状態を確認したうえで、必要な場合のみ修理方法をご提案します。

Q. 火災保険の申請には期限がありますか?

A. 一般的に被害発生から一定期間内に申請する必要があるとされています。詳しくは火災保険申請の期限は3年?今すぐ確認すべきことをご確認ください。

Q. 自分で屋根に上って点検してもいいですか?

A. 転落の危険があるため推奨されません。地上からの目視確認にとどめ、詳細な確認は専門業者に依頼することをおすすめします。

まずはご相談ください

屋根の破損・浮き・棟板金・瓦などが気になる場合は、原因確認から修理方法までご相談ください。

株式会社日本住宅損害調査センターでは、東京・埼玉・千葉エリアを中心に、自然災害・経年劣化による住宅被害の無料現地調査を行い、火災保険・地震保険の確認から屋根修理・雨漏り修理・外壁修理まで一貫してご相談いただけます。強引な契約や虚偽の申請を勧めることは一切ありません。

0120-694-662(受付時間 9:00〜18:00)

無料調査・相談フォームはこちら

※保険金の支払いの可否・金額は、ご契約の保険内容や被害状況の審査結果によって異なります。必ず保険金が支払われることをお約束するものではありません。

※事実と異なる被害の報告や虚偽の申請につながる対応は行っておりません。