地震後の住宅点検チェックリスト|点検すべき箇所と判断目安

地震の後、住宅点検が必要な理由

地震が起きた直後は、家具の転倒や食器の破損など目につきやすい被害に気を取られがちです。しかし住宅本体に生じたダメージは、屋根の上や基礎の際など普段目にしない場所に発生していることが少なくありません。

小さなひび割れや歪みは、発生した直後は雨漏りや構造への影響が出ていなくても、時間が経つにつれて被害が広がるケースがあります。「揺れはあったが見た目に変化はないから大丈夫」と判断せず、できるだけ早い段階で住宅全体を点検しておくことが、被害の拡大を防ぐことにつながります。

また、地震保険の申請を検討する場合、被害の状況や発生時期を確認できることが重要になります。点検を先延ばしにすると、被害が地震によるものか経年劣化によるものか判断しづらくなる可能性もあるため、早めの確認が望ましいといえます。

屋根まわりで確認したい箇所

地震後に瓦のズレや棟板金の浮きがないか地上から屋根を確認している様子

屋根は地震の揺れの影響を受けやすい部位のひとつですが、地上から目視しただけでは被害の有無が分かりにくい場所でもあります。

  • 瓦のズレ・浮き・落下の有無
  • 棟板金の浮きや歪み
  • スレート屋根のひび割れ・欠け
  • 屋根と壁の取り合い部分のシーリングの亀裂

屋根の点検は転落の危険があるため、自分で屋根に上って確認することは避け、双眼鏡などで地上から様子を見る程度にとどめることをおすすめします。少しでも違和感がある場合は、無理に自分で判断せず専門業者に点検を依頼する方が安全です。

外壁・基礎で確認したい箇所

住宅の基礎に入った斜めのひび割れと外壁のクラックを確認している様子

外壁や基礎のひび割れは、地震直後だけでなく数週間〜数ヶ月後に目立つようになることもあります。

  • 外壁にクラック(ひび割れ)が入っていないか
  • ひび割れの幅が広がっていないか、長さが伸びていないか
  • 基礎のコンクリートに斜めや縦方向のひび割れがないか
  • 基礎と土台の間にすき間ができていないか

外壁のひび割れには、構造に影響のない軽微なものから、内部まで達している可能性があるものまで幅があります。判断の目安については地震後に外壁のひび割れを見つけたら?危険度の見分け方と相談の目安で詳しく解説しています。

基礎のひび割れについても、幅や深さ、ひびの入り方によって危険度が変わってきます。自己判断が難しい場合は基礎のひび割れは地震の影響?危険なクラックの見分け方と相談目安も参考にしてみてください。

室内で確認したい箇所

室内の点検では、建具や壁、床の状態に注目します。

  • ドアや窓の開閉がスムーズか、引っかかりがないか
  • 壁や天井にひび割れ・浮きが出ていないか
  • 床が傾いていないか(ビー玉を転がして確認する方法もあります)
  • クロスの継ぎ目に亀裂や隙間ができていないか
  • 給排水管の接続部からの水漏れがないか

建具の開閉がしにくくなっている場合、建物自体に歪みが生じている可能性があります。小さな違和感でも、複数箇所で同時に見られる場合は注意が必要です。

点検のタイミングと注意点

大きな地震の後は余震が続くこともあるため、点検は周囲の安全が確認できてから行うようにしてください。また、以下の点にも注意が必要です。

  • 屋根や高所の点検は無理に自分で行わない
  • ガス臭や異音がある場合は点検より先にガス会社・専門機関へ連絡する
  • 被害箇所は日付の分かる写真を残しておく
  • 小さな被害でも変化がないか継続的に観察する

写真などの記録は、後から地震保険の申請を検討する際にも役立ちます。

地震保険の申請を考えている場合の注意点

点検で被害が見つかった場合、地震保険の申請を検討される方も多いと思います。地震保険は契約内容や被害の程度によって支払いの可否や金額が変わるため、まずは保険証券の内容を確認し、どのような場合に補償対象となるのかを把握しておくことが大切です。地震保険の基本的な仕組みについては地震保険の概要と使用条件|補償内容や申請の流れを解説にまとめています。

また、申請の際には被害状況の確認方法や、見積もりの取り方などでつまずきやすいポイントもあります。実際に申請を進める前に、地震保険の申請でよくある失敗と注意点|後悔しないための確認ポイントも確認しておくと、申請時に慌てずに済みます。

自分で判断が難しい場合は専門業者へ相談を

地震後の住宅点検は、目視でできる範囲も多い一方、屋根の上や基礎の内部状態など、専門的な知識がないと判断しにくい箇所も少なくありません。「このひび割れは経年劣化なのか地震の影響なのか分からない」「保険が使えるのかどうかも含めて相談したい」という場合は、無理に自分だけで判断せず、現地調査を行っている業者に相談することも選択肢のひとつです。

点検の結果次第では、屋根や外壁の補修工事が必要になることもあります。被害の原因確認から保険適用の可能性の確認、実際の修繕工事まで一貫して相談できる窓口を活用することで、手間を減らしながら適切な対応を進めやすくなります。

まずはご相談ください

地震後に外壁・屋根・基礎などに異変がある場合は、地震保険の確認も含めて住宅の状態をご相談ください。

株式会社日本住宅損害調査センターでは、東京・埼玉・千葉エリアを中心に、自然災害・経年劣化による住宅被害の無料現地調査を行い、火災保険・地震保険の確認から屋根修理・雨漏り修理・外壁修理まで一貫してご相談いただけます。強引な契約や虚偽の申請を勧めることは一切ありません。

0120-694-662(受付時間 9:00〜18:00)

無料調査・相談フォームはこちら

※保険金の支払いの可否・金額は、ご契約の保険内容や被害状況の審査結果によって異なります。必ず保険金が支払われることをお約束するものではありません。

※事実と異なる被害の報告や虚偽の申請につながる対応は行っておりません。